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【子育て】入学入園で変わる子どもの生活、親が気をつけること

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皆さん、こんにちは!ルー先生です。

先日「入学入園で変わる子どもたちの生活で親が気をつける事」というテーマで公演させていただきました。内容をぎゅっと凝縮して読者の皆さんにもお届けしたいと思います。

22年間保育士として現場にいた経験と、現在の子育てアドバイザーとしての知識を活かし、この春、新しい生活をスタートするお子さんと、それを支える保護者の皆さんが、少しでも穏やかに、そして笑顔で過ごせるヒントをお届けできればと思っています。

ドキドキと不安の入り混じる新生活

いよいよ始まる新しい生活。
お子さんにとっては初めての集団生活だったり、新しい環境へのステップアップだったりと、ドキドキワクワクする気持ちと同時に、ちょっぴりの不安もあるかもしれません。

もちろん、それは保護者の皆様も同じですよね。
「うちの子、ちゃんとやっていけるかな?」「新しい環境に馴染めるかな?」と、心配は尽きないかもしれません。

今回の記事では、そんな変化の時期に、親としてどんなことに気を配り、どんなサポートができるのかを、具体的なお話を通して皆さんと共有していきたいと思います。

環境の変化と親のサポート

まずは、お子さんを取り巻く環境の変化と、それに伴う親御さんのサポートについてお話していきましょう。

① 生活リズムを整える「ルーティン」の力

新しい環境では、これまでと生活リズムが大きく変わることがあります。
保育園、幼稚園や小学校にはある程度決められた時間割があり、それに合わせた起床時間、登園・登校時間、そして就寝時間を意識する必要があります。

ここで大切なのは、「ルーティン」を作ることです。

例えば、朝起きたら顔を洗う、着替える、朝食を食べる、など一連の流れを毎日同じように繰り返すことで、お子さんは見通しを持ちやすくなり、安心して新しい生活をスタートできます。

大人は、頭で考えて何をするべきかは理解して行動できます。
しかし、子どもは違います。毎日の繰り返しが、安心感と自立心を育みます。

最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、焦らず、根気強く、親子で一緒に新しいルーティンを作っていくことを意識してみてください。
これをルーティン化することで、朝のイライラから解放されやすくなりますよ。

② 時間管理は「前日の準備」から

時間に追われる朝は、大人も子どももバタバタしがちです。
少しでもスムーズに朝を迎えられるように、前日の準備を親子で一緒に行うことをお勧めします。

例えば、

  • 持ち物の確認と準備
  • 翌日の服を一緒に選んで用意する
  • 時間割を確認し、必要なものをランドセルやバッグに入れておく

こうすることで、お子さんは自分で準備する意識が芽生えますし、「明日は何をするのかな?」という見通しを持つことができます。
親御さんも、朝の負担が軽減されますよね。

保育園のお子様であれば、2歳くらいからでもできます。
保育園から帰ってきたら、汚れ物(洗濯物やお箸など)を決められた場所に入れる。
その後、明日使用する物をカバンに入れる。
これだけです。

わたしも保育士の時に、子どもが忘れ物をすると不安そうな顔で泣きながら、「ママが入れるの忘れた」と言いにくる姿を何度も見てきました。
大人からしてみれば、生活に困らない忘れ物はたいした事じゃなくても、子どもからしてみれば泣き出すくらい大変な事なんです。

前日から準備をする習慣をつける事で、子どもも親御さんも朝の忙しい時間にバタバタする事が減りますので、ぜひ前日に準備を一緒にされて下さい。

③ 集中力の源!朝食を食べる習慣

朝食は、一日のエネルギー源となる大切な食事です。
特に、新しい環境でたくさんのことを吸収しようとするお子さんにとって、朝食をしっかり食べることは、集中力や学習意欲の維持に繋がります。

もし、なかなか食欲がないようであれば、お子さんの好きなものを取り入れたり、一緒に簡単な調理をしてみるのも良いかもしれません。
「おいしいね」と笑顔で朝食を囲む時間は、心も満たしてくれます。

④ 新しい環境への「ワクワク」を育む声かけ

新しい場所、新しい友達、新しい先生。お子さんにとって、未知の世界への一歩は、期待とともに不安も感じるものです。

そんなお子さんの気持ちに寄り添い、「幼稚園(小学校)には、楽しいことがいっぱいあるよ」「新しいお友達と遊ぶのが楽しみだね」「〇〇先生は、きっと優しい先生だよ」など、具体的な楽しいイメージが湧くような声かけを意識的に増やしてあげてください。

絵本を読んだり、体験談を話したりするのも良いでしょう。親御さんの明るい声かけは、お子さんの不安を和らげ、前向きな気持ちを育みます。

⑤ その日の「ドキドキ」を共有する時間

一日の終わりに、お子さんとゆっくり話す時間を持つことはとても大切です。
「今日はどんなことがあった?」「楽しかったことは何?」「困ったことはなかった?」など、お子さんのペースに合わせて優しく話しかけてみましょう。

もし、すぐに話してくれなくても、焦らず、話やすい雰囲気を作ることが大切です。夕食時や寝る前のリラックスした時間などの時間を作ることで、お子さんは安心して自分の気持ちを話せるようになります。

親御さんが耳を傾けてくれるという安心感は、お子さんの心の安定に繋がります。

子どもの心の変化と親の関わり

入園、入学後、新しい環境に身を置くことは、お子さんにとって大きな不安になることもあります。
ここでは、入園後のお子さんの心の変化と、親御さんがどのように関わっていけば良いかについて考えていきましょう。

① 小さなサインを見逃さないで

最初は張り切っていても、徐々に疲れが出てきたり、新しい環境に馴染めずにストレスを感じたりすることがあります。

それは、食欲不振、朝なかなか起きられない、些細なことでぐずる、元気がない、など様々なサインとして現れることがあります。

親御さんは、お子さんの小さな変化を見逃さないように、日頃からお子さんの様子を気にしてあげてください。「いつもと違うな」と感じたら、優しく声をかけ、様子を見守ることが大切です。

② 共感する言葉は心の栄養

もし、お子さんに気になる変化が見られたとしても、「どうして食べないの!」「早くしなさい!」といった問い詰めるような声かけは避けましょう。
お子さんは、自分の気持ちをうまく言葉にできないこともあります。

まずは、「何かあったかな?」「少し疲れたかな?」と、お子さんの気持ちに寄り添い、共感する声かけを心がけてください。

「そうだね、新しい場所はドキドキするよね」「頑張ってるんだね」といった言葉は、お子さんの心を落ち着かせる効果がありますので共感する声かけを心がかてください。

③ 小さな「できた!」をたくさん褒めて

新しい環境では、初めてのことにたくさん挑戦する機会があります。
たとえ小さなことでも、「自分でできた!」「頑張った!」という成功体験は、お子さんの自信に繋がります。

結果だけでなく、挑戦したプロセスや努力した過程も褒めてあげることが大切です。
「〇〇ちゃんが自分で準備できたの、すごいね!」「最後まで諦めずに頑張ったね!」といった具体的な言葉で褒めてあげることで、お子さんは「また頑張ろう」という気持ちを持つことができます。

理想と現実『頑張る親御さんへのメンタルサポート』

ここまで、お子さんの変化と親御さんの関わりについてお話してきましたが、新しい生活で大変なのは、お子さんだけではありません。
親御さんも、仕事や家事、育児に追われる中で、様々な不安や疲れを感じていることと思います。

① 不安なのは子どもだけじゃない

お子さんの新しい生活が始まるということは、親御さんの生活も大きく変わる可能性があります。
送迎、持ち物の準備、新しい環境など、慣れないことばかりで、心身ともに疲れてしまうこともあるでしょう。

まずは、ご自身に「お疲れ様」と声をかけてあげてください。
頑張っているご自身を認めてあげることが、メンタルを保つ上でとても大切です。

② 一人で抱え込まないで

もし、不安や悩みを抱えてしまったら、一人で抱え込まずに、誰かに相談してみてください。

  • 学校の先生: お子さんの学校での様子や、気になることがあれば、遠慮せずに先生に相談してみましょう。情報共有することで、より良いサポートに繋がるはずです。
  • 旦那さま、ご両親: 一番身近な存在であるご家族に、今の気持ちや困っていることを話してみてください。理解や協力を得られることで、気持ちが楽になることがあります。
  • 友人: 同じような経験をしている友人や、信頼できる友人に話を聞いてもらうのも良いでしょう。共感してもらえたり、アドバイスをもらえたりすることで、気持ちが楽になることがあります。

③ 家事の負担を減らす工夫を

ワンオペは、心身の余裕を奪います。
「どうして私ばっかり」「私もゆっくりしたい」と思いながら、頑張って仕事、家事にも手を抜かずに頑張っているママが多いです。
家事などは手を抜きをしても大丈夫なんです。まずは、自分の負担を少しでも減らす工夫をしてみましょう。

  • 惣菜やレトルト食品を活用する: 毎日手作りの食事にこだわる必要はありません。無理のない範囲で、便利なものを活用しましょう。
  • 掃除の頻度を見直す: 毎日完璧に掃除する必要はありません。ご自身のペースに合わせて、無理のない範囲で行いましょう。
  • 家族に協力を求める: 旦那さまやご両親に、できる範囲で家事や育児を手伝ってもらいましょう。
  • お子さんが学校に行っている間に休息をとる: 貴重な時間を利用して、少しでも休息を取りましょう。家事は少し手を抜いても構わないので好きなことをする時間を作るのも良いでしょう。

④ 辛い時は国のサポートを頼って

もし、子育てが辛いと感じることがあれば、決して一人で悩まずに、国の相談窓口や地域の支援センターなどに連絡してみてください。
専門の相談員が、親身になって話を聞いてくれ、必要な情報やサポートを提供してくれます。

「おやこのミカタ」 相談窓口の一つですが子育ての悩みから心のケアまでの相談窓口をまとめているサイトです。

https://www.savechildren.or.jp/oyakonomikata/anata-no-mikata/soudan/

引用元「セーブ・ザ・チルドレン」

最後に

新しい生活は、お子さんにとっても、親御さんにとっても、変化の多い季節です。
大切なのは、焦らず、お子さんのペースに合わせて、落ち着いてサポートを続けること。そして、親御さんご自身も無理をしすぎず、家族の力を借りながら、この時期を乗り越えていきましょう。

お子さんの笑顔が、何よりの活力になります。時には立ち止まったり、悩んだりすることもあるかもしれませんが、そんな時は、今日お話したことを少しでも思い出していただけたら嬉しいです。

もし、この記事を読んで、何か疑問に思ったことや、皆さんと共有したいことなどありましたら、ぜひコメント欄にお寄せくださいね。

ルー先生でした。

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