「片付けをしてほしいのに、ついつい次の遊びを始めちゃう…」
幼児の子育てをしていると、こんなシーンに何度も直面しますよね。
家が散らかったままでは、親としても落ち着かず、イライラしてしまうことも。
でも実は、片付けを嫌がる子どもでも、楽しく取り組める方法があるんです。
この記事では、片付け嫌いの子どもが夢中になって片付けをしたくなる5つのアイデアをご紹介します。
親子でストレスなく片付けができるようになるヒントをぜひ参考にしてみてください!
なぜ子どもは片付けを嫌がるのか?
幼児の発達特性が影響している
集中力の短さ
幼児は長時間同じことに集中するのが苦手で、飽きたら片付けにをせずに次のおもちゃを出して遊ぶ子が多いのでは!?
遊びをやめて1度やめて片付けに切り替えるのが難しいです。
わかりやすく言えば、大人場合であれば仕事で必要な書類を出す場合に、必要な書類を次から次に出す。
その都度、書類を片付けずに最後にまとめて片付けするようなものです。
ルーティンの欠如が混乱を招く
遊びと片付けがルーティン化されていないと、子どもは毎回混乱してしまいます。
明確なスケジュールがないと、次の行動に移るのが難しくなります。
保育園でも、子どもたちがルールを守りやすいように、ルーティン化をしています。
親としては、こうした特性を理解し、子どもに合った方法で片付けを進めるサポートが大切です。
片付け嫌いを克服する!実践したいアイデア5選
①遊びと片付けをルーティン化する
片付けをスムーズにするためには、遊びと片付けをセットで習慣化することが効果的です。
遊ぶ時間を区切る
「15分遊んだら片付けしよう」「○○の遊びが終わったら片付け」「お片付けの曲がなったら片付け」というルールを作ります。
時間や行動の区切りをルーティン化することで、子どもが「遊び→片付け」を自然と受け入れるようになります。
片付けを次の行動への切り替えスイッチにする
「片付けが終わったらおやつタイム」や「片付けの後は一緒に絵本を読む」といった楽しい予定を組み込むことで、片付けが前向きな行動になります。
ルーティンを視覚化
イラストを使って、「遊び→片付け→次の行動」を視覚的に示すと、子どもが理解しやすくなります。
・ルーティン化(ルール守る)する事で、片付けを嫌がることが減ります。
1歳から親が手伝いながら、遊んだら片付けを自分でするという習慣を身につける事が大切です。
②ゲーム感覚で片付けを楽しむ
片付けを「やらなければならない」ではなく、「楽しいゲーム」として捉えさせる工夫です。
タイマー競争
キッチンタイマーを使い、「3分以内に全部片付けられるかな?」と競争させると、子どもはワクワクして片付けを始めます。
片付けビンゴ
おもちゃを色や形で分類しながら片付ける方法です。
「赤いおもちゃを全部箱に入れたらビンゴ!」といったゲームにすると楽しく進められます。
ゲーム感覚ですることが、大切で親も一緒に楽しむことが重要です。
毎回ゲーム感覚で片付けをするのでなく、時々ゲーム方式にすることが効果的です。
③ 子どもと一緒に「片付けソング」を作る
音楽を取り入れることで片付けが楽しい時間に変わります。
オリジナル片付けソング
「おかたづけ〜〇〇くんとおかたづけ〜♪」など、簡単なフレーズを作って歌いながら片付けると、子どもも笑顔で取り組めます。
既存の片付けソングを活用
YouTubeや音楽アプリで片付け用の歌を探して一緒に歌うのも効果的です。音楽が流れると、自然と体が動きます。
音楽が流れたら片付けをするルーティン化することで、「片付けなさい」など言わなくても、子どもが進んで片付けてくれるます。
ほとんどの保育士が、日常的取り入れています。
お片付けソングを歌いながら一緒に片付ける事で、子どもたちが遊び→片付けの切り替えやすくなります。
園によっては、活動の切り替え時に決まった音楽を流す事で、子どもがわかりやすく次の活動へできるように音楽を活用しています。
④ 成功体験を積むために片付けを小さなステップに分ける
一度に全部片付けるのはハードルが高いので、小さなステップで達成感を味わわせます。
部分的な片付けからスタート
「まずは床に落ちているものだけ拾おう」「テーブルの上だけ片付けよう」といった具体的な指示が有効です。
片付けの達成をしっかり褒める
「全部片付けられてすごいね!」と具体的に褒めることで、子どもは次回も頑張ろうと思えます。
子どもたちへの具体的に声かけと褒めることが大切です。
例えば、「まずトミカだけ、車の箱に片付けよう」「ママごとセットのお皿から片付けよう」など、小さなステップで構いません。その際に、おもちゃを投げないなど丁寧に教えてあげて、うまく片付けが出来たら必ず褒めて下さい。
成功体験するを積むことで、綺麗に片付けすることが身に付いてきます。
⑤ ごほうびシステムを導入する
子どもが片付けを進んでやりたくなる工夫として、ごほうびの仕組みを活用します。
お片付けチャート
片付けを終えるたびにシールを貼り、シールがたまると特別なご褒美がもらえる仕組み。
視覚的に達成感を感じられるのでモチベーションが上がります。
ごほうびタイムを用意する
「片付けが終わったら一緒におやつを食べよう!」や「片付けたら好きなテレビ番組を見よう!」といった楽しみを設定すると、片付けが前向きな行動になります。
「ご褒美システム」は、片付けが苦手な子どもの有効的です。
ただ、ご褒美をもらう為に片付けをすると目的(遊んだ物を片付ける)からズレてきますので、片付けが出来るようになっていたら徐々に「ご褒美システム」を減らしていきましょう。
親子で楽しむ片付けの時間を作ろう
片付けは子どもだけに任せるのではなく、親も一緒に取り組むことで楽しい時間に変えられます。
片付けを親子の共同作業に
「ここはママがやるから、一緒に頑張ろう!」と声をかけるだけでも、子どものやる気が高まります。
ポジティブな声かけを忘れない
「すごくきれいになったね!ありがとう!」と具体的に褒めると、子どもの自信につながります。
毎回片付けを共同作業にしなくても大丈夫です。
子どもやる気がない時や、片付けを丁寧にしてもらい時などに親も一緒に片付けをする事をおすすめします。
また、「かたづけしない!!」「おもちゃを投げて片付けたらダメでしょ」などネガティブな声かけをする事で、「片付け=叱られる」となり嫌い作業になってきます。
片付けが出来たら、しっかり褒めてあげることが重要です。
まとめ
片付けを嫌がる子どもには、遊びのルーティン化やゲーム感覚を取り入れることで、楽しみながら片付けができるようになります。
今回ご紹介したアイデアを少しずつ試して、子どもに合った方法を見つけてみてください。
片付けが「嫌な作業」ではなく「楽しい時間」に変われば、親子の関係もより良いものになります。
毎日の生活に無理なく取り入れて、片付けタイムを楽しい親子のひとときに変えていきましょう!