12月が近づくと、子育て中の家庭で毎年のように話題になるのが「サンタさん」の存在です。
「サンタさんって、いつまで信じさせたらいいんだろう?」
「どのタイミングで本当のことを教えたらいい?」
「バレた後、クリスマスプレゼントはどうするの?」
子育ての相談や現場で感じるのは、サンタさんを信じさせること自体に悩んでいる親は、実はあまり多くないということです。
【✔ 多くの親が悩んでいるのはここ】
- できるだけ長く信じさせてあげたい
- でも、いつかは必ずバレる
- その時、どう伝えたらいいか分からない
目次
親は「信じている時間」をできるだけ大切にしたい!?
多くの親にとって、サンタさんは「嘘」ではありません。
子どもがワクワクしている時間、目を輝かせて朝を迎える姿。
その一つひとつが、親にとっても大切な思い出です。
だからこそ悩むのは、信じさせるかどうかではなく、どう終わらせるか。
信じている時間は、できるだけ守ってあげたい。
でも、無理に続けていいわけでもない。
このバランスに、多くの親が悩んでいます。
サンタさんは、ある日突然「バレる」
どれだけ大切に続けていても、サンタさんの存在は、いつか必ず終わりを迎えます。
- 友だちから聞いた
- 兄弟がうっかり話してしまった
- プレゼントの準備を見てしまった
- なんとなく察した
そしてその時、親は迷います。
「正直に話した方がいい?」
「もう少し様子を見るべき?」
「寂しい思いをさせないかな?」
わが家の実体験|小6で気づいた長男への伝え方
ここで、わが家の話を少しします。
長男は小学校6年生の頃、はっきりとは聞いてこなかったものの、言動や反応から「もう気づいているな」と感じるようになりました。
そこで私から、こう伝えました。
「実はね…もう気づいてたかもしれないけど、
パパとママがサンタさんだったんよ。
これからは、高校までは、
ある程度の金額は決めるけど、欲しい物を言っていいよ。」
すると長男は、
「少し信じてたから、ちょっと寂しい気がする」
と正直な気持ちを話してくれました。
ただその後は、「じゃあ、これが欲しい」と自分の欲しい物を考え始め、プレゼントをもらえること自体は、まんざらでもなさそうでした。
バレた時に一番大切なのは「これまでを否定しない」こと
この経験から強く感じたのは、信じていた時間を「嘘」で終わらせないことの大切さです。
✕「だまされてたでしょ」
✕「もう信じなくていい」
〇「信じていた時間があったこと」
〇「楽しかった思い出」
子どもが感じる「ちょっと寂しい」という気持ちも、成長の一部。
否定せず、そっと受け止めてあげることが大切です。
教える時期は「年齢」より「子どものサイン」
「何歳で教えるのが正解ですか?」と聞かれることがありますが、明確な答えはありません。
【✔ 目安になるサイン】
- 何度も確認してくる
- 質問が具体的になる
- 話題にした時の反応が変わる
年齢よりも、子どもの様子を見ることが大切です。
親の声Q&A|サンタさん、バレた後どうする?
引き延ばしすぎということはありません。
ただし、子どもが明らかに気づいている場合は、少しずつ向き合う準備をしていきましょう。
否定やごまかしをせず、気持ちを聞いてあげてください。
「どう思った?」と聞くことが大切です。
その気持ちは自然な成長です。
「そっか、寂しいよね」と共感するだけで大丈夫です。
続けてOKです。
「サンタから」ではなく「家族から」へ形を変える家庭が多いです。
高校生くらいまでが多い印象です。
成長に合わせて金額や内容を調整していけば問題ありません。
まとめ|サンタさんは「存在」ではなく「親子の時間」
サンタさんを信じていた時間。
バレた時の少しの寂しさ。
その後も形を変えて続いていくクリスマス。
それらすべてが、親子で過ごした大切な時間です。
悩むのは、それだけ子どもを大切に想っている証拠。
正解は家庭の数だけあります。
あなたの家庭らしいペースで、
これからもクリスマスの思い出を重ねていってください。

