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子どもを叱ったあと、

「言い過ぎてしまったかな……」
「傷つけてしまったかもしれない」
「ちゃんと伝わったのかな?」

そんなふうに、子どもが寝たあと一人で後悔したことはありませんか?

子育てをしていると、どんなに子どもが大切でも、つい感情的に怒ってしまう日はあります。

でも、そのとき子どもは、親が思っているのとは少し違うことを考えているかもしれません。

私は保育士として22年間、多くの子どもたちと関わってきました。怒られた直後の子どもの表情や、何気ないひと言、親子のやり取りを見続ける中で気づいたことがあります。

それは、子どもは「怒られた」という出来事だけを心に残しているわけではないということです。

この記事では、親に怒られたとき、子どもはどんなことを考え、どんな気持ちでいるのか、保育士として見てきた子どもたちの姿を交えながらお伝えします。

子どもの本音を知ることで、明日からの親子の関わり方が少し変わるきっかけになれば嬉しいです。

子どもは「ママが嫌い」と思っているわけではない

子どもを叱ったあと、

「こんなに怒ってしまって、嫌われたかもしれない……。」

そんな不安を感じたことはありませんか?

でも、安心してください。

子どもは、怒られたからといって「ママが嫌いになった」と思っているわけではありません。

むしろ、お父さんやお母さんは、子どもにとって誰よりも大切で安心できる存在です。

だからこそ、甘えたり、反発したり、自分の気持ちをぶつけたりするのです。

るー先生
るー先生
保育園では、朝お母さんに叱られて泣きながら登園してきた子がいました。
「ママなんて嫌い!」
そう言っていたその子が、夕方、お迎えに来たお母さんを見ると、一目散に駆け寄って抱きついたのです。
私は、このような光景を22年間、何度も見てきました。
怒られたことを忘れたわけではありません。
それでも子どもの心の中には、
「ママが大好き」
という気持ちが変わらず残っているのです。
子どもにとって大切なのは、怒られなかったことではありません。
怒られても「自分は愛されている」と感じられることなのです。

子どもは「怒られた=愛されていない」とは考えていません。

怒られたあとも、

「ママは僕のことを大切に思ってくれている。」

そう感じられることで、安心して成長していきます。

だから、もし感情的に怒ってしまった日があっても大丈夫。

怒ったあとに笑顔で話しかけたり、

「さっきは大きな声を出しちゃったね。」

そんな一言があるだけで、子どもの心は安心を取り戻していきます。

親子の信頼関係は、「一度も怒らないこと」で築かれるものではありません。

何度でも安心できる関係をつくること。

それが何より大切なのです。

本当に傷つくのは「怒られたこと」ではなく、人格を否定される言葉

「怒ってはいけない。」

そんな言葉を耳にすることがあります。

でも、私はそうは思いません。

危険なことをしたときや、人を傷つけてしまったときには、真剣に伝えなければならない場面があります。

大切なのは、「怒ること」ではなく、何をどう伝えるかです。

例えば

「道路に飛び出したら危ないよ。」

これは子どもの命を守るために必要な言葉です。

一方で、

ママ
ママ

「なんでそんなこともできないの?」

「本当にダメな子だね。」

「もう知らない!」

このような言葉は、行動ではなく、子どもの存在そのものを否定されたように受け取られてしまうことがあります。

 

こども
こども

「どうせ僕はできない子なんだ……。」

「また怒られる……。」

「ママは僕のこと嫌いなのかな……。」

子どもは、大人のように言葉を整理して受け止めることができません。

だからこそ、何気なく言った一言が、心に深く残ってしまうことがあります。

保育園でも、叱られたあとに何度も、「ぼく、悪い子?」と聞いてくる子がいました。

その子が本当に知りたかったのは、「何が悪かったの?」ではありません。

「それでも先生は僕のことを好きでいてくれる?」

その答えを確かめたかったのです。


【⚠️NGな伝え方】

❌ 「なんでそんなこともできないの?」

❌ 「本当にダメな子だね。」

❌ 「もう知らない!」


【🌱伝え方を変えてみよう】

⭕ 「おもちゃを投げるのは危ないよ。」

⭕ 「お友だちが痛かったね。」

⭕ 「次はどうしたらいいか、一緒に考えよう。」

叱るときは、「子ども」を否定するのではなく、「行動」を伝えることが大切です。

「あなたが悪い」のではなく、

「この行動はよくなかったね。」

そう伝えるだけでも、子どもの受け取り方は大きく変わります。

 

るー先生
るー先生

子どもは、怒られた出来事よりも、

「怒られたあとに、どんな言葉をかけてもらえたか」

をよく覚えています。

だから、もし今日怒ってしまったなら、

「さっきは大きな声を出しちゃったね。でも、大好きだよ。」

その一言を、ぜひ伝えてあげてください。

子どもが怒られたあと本当に望んでいること

子どもを叱ったあと、

「しばらく一人にしておいたほうがいいのかな。」

そう思ったことはありませんか?

もちろん、気持ちを落ち着かせる時間は大切です。

でも、本当は子どもが一番望んでいることは、とてもシンプルです。

「ママと仲直りしたい。」

それが子どもの本音なのです。

子どもは怒られたことよりも、

「ママはまだ僕のことを好きでいてくれるかな。」

「もう笑ってくれないのかな。」

そんな不安を抱えています。

だからこそ、怒ったあとには安心できる時間を作ってあげることが大切です。


 

こども
こども

「ママ、まだ怒ってるかな……。」

「もう嫌いになっちゃった?」

「いつものママに戻ってほしいな。」

子どもは、自分から素直に「ごめんね」と言えないことがあります。

でも、それは反省していないからではありません。

どうやって仲直りしたらいいのか分からないだけなのです。

そんなときは、お父さんやお母さんが少しだけ歩み寄ってあげてください。

「さっきは大きな声を出しちゃったね。」

「びっくりしたね。」

「もう大丈夫だよ。」

その一言だけで、子どもの表情はホッとやわらぎます。

そして、ぎゅっと抱きしめたり、頭をなでたりするだけでも、

「僕は愛されている。」

という安心感を取り戻すことができます。

子どもが怒られたあとに一番ほしいものは、

✔ 話を聞いてもらうこと

✔ 抱きしめてもらうこと

✔ 「大好きだよ」と伝えてもらうこと

✔ 「もう大丈夫だよ」と安心させてもらうこと

怒らない親になることよりも、

怒ったあとに安心を届けられる親であることのほうが、子どもにとってはずっと大切です。

保育士として何度も見てきた光景

22年間、保育士としてたくさんの子どもたちと関わってきました。

その中で、私がいつも感じていたことがあります。

それは、子どもは怒られたことよりも、そのあとの関わりをよく見ているということです。

例えば、お母さんに叱られて元気がなかった子でも、お迎えの時間になると、お母さんの表情をじっと見ています。

笑顔かな。

まだ怒っているかな。

話しかけても大丈夫かな。

そんなふうに、お母さんの様子を確かめている子どもを何度も見てきました。

そして、お母さんが

「おかえり。」

「今日も頑張ったね。」

と笑顔で声をかけると、子どもの表情は一瞬でやわらぎます。

その姿を見るたびに、私は思います。

子どもが本当に求めているのは、「怒られないこと」ではありません。

「怒られても、お母さんは自分の味方でいてくれる。」

その安心感なのです。

子どもは、親の機嫌を見ているのではありません。

「自分は愛されているか」を確かめています。

【るう先生からママへ】

るー先生
るー先生

もし今日、子どもを怒ってしまったとしても大丈夫です。

寝る前に、ほんの少しだけ子どものそばに座ってみてください。

「今日は怒っちゃったね。」

「でも、大好きだよ。」

その言葉は、きっと子どもの心に残ります。

そして実は、その一言に救われるのは、子どもだけではありません。

お父さんやお母さん自身の心も、少し軽くなるはずです。

親だって人間。怒ってしまう日があっていい

ここまで読んで、

「やっぱり私は怒りすぎているのかな……。」

そう感じた方もいるかもしれません。

でも、私は保育士として22年間、多くの親子と関わってきて、一つだけ確信していることがあります。

完璧な親なんて、どこにもいません。

子どものことが大切だからこそ心配になり、何度言っても伝わらないと、つい感情的になってしまう日もあります。

それは、お父さんやお母さんも一人の人間だからです。

だから、「怒ってしまった」という事実だけで、自分を責め続ける必要はありません。

本当に大切なのは、

「一度も怒らない親」になることではなく、怒ったあとにどう関わるか。

怒ってしまったら、

「さっきは大きな声を出しちゃったね。」

「びっくりさせてごめんね。」

そんな一言でもいいのです。

そして、いつもと変わらず抱きしめたり、一緒に笑ったりする時間をつくってあげてください。

その積み重ねが、

「怒られても、私は愛されている。」

という安心感を子どもの心に育てていきます。

 

【るう先生からママへ】

 

るー先生
るー先生

子育てに正解はありません。

だからこそ、うまくできない日があっても大丈夫。

子どもは、完璧なお父さんやお母さんを求めているのではありません。

安心して甘えられる存在を求めています。

どうか、自分を責めすぎないでくださいね。

まとめ

子どもは、親に怒られたとき、私たちが思っている以上にさまざまなことを感じています。

「僕は嫌われたのかな。」

「ママはまだ大好きでいてくれるかな。」

そんな不安を抱えながらも、子どもが本当に求めているのは、親とのつながりです。

だからこそ、怒ること自体を必要以上に怖がる必要はありません。

大切なのは、怒ったあとに安心を届けること。

子どもは怒られた出来事よりも、そのあとにどんな言葉をかけてもらえたかをよく覚えています。

もし今日、子どもを怒ってしまったなら、寝る前にほんの一言だけ伝えてみてください。

「大好きだよ。」

その一言は、子どもの心を安心で満たしてくれるだけではありません。

きっと、お父さんやお母さん自身の心も、少し軽くしてくれるはずです。

明日もまた、親子で笑顔の時間が増えていくことを願っています。

 

怒る子どもにどう対応する?親が知っておくとラクになる5つのこと子どもがすぐ怒る、感情的になる…。そんな時、親はどう関わればいいのでしょうか?保育士22年の経験とアンガーマネジメントの学びをもとに、親が知っておくとラクになる5つの考え方を紹介します。怒りの奥にある気持ちを理解し、親も子どもも少しラクになれるヒントをお届けします。...
 

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