
公民館にて「ワンオペ育児」をテーマに講演をさせていただきました。
たくさんの保護者の方にご参加いただき、うなずきながら話を聞いてくださる姿がとても印象的でした。
講演後、「内容をもう一度見直したい」「家でもゆっくり読み返したい」という方のために、今回ブログとして簡単にまとめています。
講演に参加された方の復習にも、当日来られなかった方の参考にもなるように、
“頑張りすぎない子育て”のヒントをお届けします。
目次
ワンオペ育児とは?
「ワンオペ育児」とは、ビジネス用語の「ワンオペレーション(単独作業)」からきた言葉。
今では、ひとりで家事や育児の大部分を担っている状態 を指します。
共働き家庭が増えた今でも、家事・育児の負担はまだまだママに偏りがち。
朝から晩まで家事・育児・仕事をこなす“ノンストップ育児”に、心も体も限界を感じていませんか?
「頑張らなきゃ」と思いすぎていませんか?

- 家事も育児も私が全部やらなきゃ
- 手を抜いたらダメな気がする
- 他のママはもっと頑張ってる
そんな思い込みが、あなたの心を苦しめていませんか?
でもそれは、あなたが子どもを大切に思っているからこそ。
完璧を目指そうとする気持ちは素晴らしいけれど、
少しだけ力を抜くことも“優しさのひとつ”です。
家事・育児の「見えない労働」にはこんな価値がある
もし、家事や育児を“お仕事”として時給換算したら?
福岡の最低時給1,057円で24時間働いたと仮定すると…
💡月給 約78万円/年収 約925万円!
それほど価値のあることを、毎日こなしているのがママたちです。
それでも「私なんて…」と思ってしまう。
だからこそ、まずは自分の努力をちゃんと認めることから始めましょう。
ワンオペ育児がもたらす負担とリスク
「頑張りすぎ」が続くと、次のような影響が出ることがあります。
- 睡眠不足や体調不良
- 育児うつ、ノイローゼ
- 夫婦間のすれ違い
- 孤立感や焦り
- 子どもの小さな変化に気づけない
どれも、ひとりで背負い続けてしまうことが原因です。
あなたの笑顔を取り戻すために、少しずつ環境を変えていきましょう。
解消の第一歩「頼る」「手放す」「見える化する」

① 頼る=ひとりで抱え込まない
親・パートナー・友人など、身近な人を頼って大丈夫。
数時間でも子どもを預けて休む、自分の話を聞いてもらう、
それだけでも心がぐっと軽くなります。
② 手放す=完璧を目指さない
掃除は週2回でもいい。
ご飯は冷凍食品やレトルトでもいい。
「ママが笑顔でいられる時間」を最優先にしてみましょう。
子どもにとって一番大事なのは、完璧な食卓ではなく、笑顔のあなたです。
③ 見える化する=スケジュールを“可視化”する
講演でもお伝えしましたが、
「なんだか毎日忙しい…」と思ったら、まずは1週間のスケジュールを書き出してみてください。
📋 見える化のステップ
-
家事・育児・仕事など、やっていることをすべて書く
-
自分の時間がどこにないのかを確認
-
減らせる家事や工夫できる時間を探す
たとえば👇
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掃除機は週2回に減らす
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洗濯は2日に1回にまとめて、乾燥機を活用
-
平日は“味付き肉を焼くだけ”でOK
スケジュールを見える化することで、
「ここを減らせば自分の時間ができる」と気づけるようになります。
💾 【1週間スケジュールテンプレートはこちら】
家事育児可視化スケジュール
書き出すだけでも「こんなに頑張ってるんだ」と実感できます。
これは“反省”ではなく“自分をいたわる作業”です。
講演を終えて感じたこと
今回の講演で多かった感想は、
「自分だけが大変だと思っていたけど、みんな同じだったんだ」
と思っている人も多くいたようです。
ワンオペ育児は、誰にでも起こりうる現実です。
けれど、“頼ってもいい”と思えた瞬間から、世界は少し優しく変わります。
どうか今日だけは、家事をひとつ減らしてみてください。
あなたが笑っていれば、それだけで子どもは幸せです。
最後となりますが、講演会に足を運んでくださった皆さま、そして開催にご協力くださった公民館の皆さまへ、心より感謝申し上げます。
会場での皆さまの笑顔や真剣な表情に、私自身もたくさんの勇気と温かさをいただきました。
「頑張りすぎなくてもいい」「ひとりじゃない」
そんな想いが、少しでも皆さんの心に届いていたら嬉しいです。
これからも、子育てが少し楽になって、笑顔で過ごせる時間が増えるように。
感謝の気持ちを込めて・・・本当にありがとうございました🌸
次回は「元保育士が教える!後悔しない園選び6つのポイント」を振り返り記事として公開予定です。
子どもに合った園を選ぶためのチェックポイントを、わかりやすくまとめます。
お楽しみに🌸

