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パパ必見!パートナーを大切にしてワンオペ育児を減らそう!!

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ワンオペ育児とは?その実態と深刻さ

ワンオペという言葉は、「ワンオペレーション」の略で、もともとはビジネスシーンで「一人ですべての業務をこなすこと」を指す言葉でした。
しかし、近年ではこの言葉に「育児」が加わり、「ワンオペ育児」という、より身近で切実な意味を持つようになりました。

ワンオペ育児とは、具体的に「主に母親または父親のどちらか一方だけで、育児や家事の大部分、あるいはすべてを担っている状態」を指します。
単に時間的な負担が大きいだけでなく、精神的な孤立感や肉体的な疲弊を伴う深刻な問題として、多くの家庭で認識されています。

厚生労働省の調査(令和2年度「国民生活基礎調査」)などを見ても、共働き世帯の増加が顕著であるにもかかわらず、依然として家事や育児の負担は女性に偏っている現状が浮き彫りになっています。
例えば、子どものいる家庭における夫婦の家事・育児時間の内訳を見ると、夫の家事・育児時間が妻のそれに比べて著しく短いというデータは少なくありません。
共働き家庭であっても、実質的に妻がワンオペ育児の状態にあることを示唆しています。

ワンオペ育児が常態化すると、睡眠不足、ストレスの蓄積、疲労の蓄積により、心身ともに限界を迎えることがあります。
これが原因で、産後うつや育児ノイローゼといった精神的な問題を引き起こす可能性も指摘されています。

さらに、パートナー間のコミュニケーション不足や不満の蓄積は、夫婦関係の悪化、ひいては離婚へとつながるケースも後を絶ちません。


 

パートナー(ママたち)はそんなに忙しいの?見過ごされがちな家事・育児の労働価値

いつも家族のために一生懸命お仕事をされている皆さん、本当にお疲れ様です。お仕事がお休みの日や、仕事から帰宅された後、ご自宅で何をされていますか?

「仕事が大変だから、家ではゆっくりしたい」そう考えるのは当然かもしれません。
しかし、パートナーが日々こなしている家事や育児は、皆さんの仕事と同じか、それ以上に大変で、かつ評価されにくい重労働であることをご存知でしょうか。

少し前の話になりますが、社会現象にもなったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(通称:逃げ恥)を覚えていますでしょうか。
このドラマでは、主人公の津崎平匡(星野源)が、契約結婚した森山みくり(新垣結衣)へ支払う家事の報酬額を算出するというユニークな設定がありました。
当時の政府の報告書に基づき、家事の時給を1,383円と設定し、1ヶ月140時間(月20日労働と仮定)の家事の対価として、なんと「19万4,000円」という金額が提示されたのです。

この金額は、あくまでドラマの中での設定であり、現実の賃金とは異なりますが、家事労働の価値を具体的な数字で示す試みとして大きな反響を呼びました。

現在の日本の最低賃金(2025年度の全国加重平均は1,055円)で仮に計算し直してみましょう。
例えば、最低賃金が952円だと、同じ140時間の労働時間で計算しても「13万3280円」に相当します。
しかし、これはあくまで「月に20日、1日7時間」という限定された時間での計算です。

実際のパートナーの家事・育児は、朝起きてから夜寝るまで、文字通り24時間365日休みなく続いています。
食事の準備、洗濯、掃除、子どもの着替え、オムツ替え、授乳、寝かしつけ、遊び相手、病気の看病、習い事の送迎、学校の準備、買い物、役所の手続き…数え上げればきりがありません。多くの家事・育児は時間で区切るのが難しく、子どもの成長段階によっては、夜間も頻繁に起こされたり、急な体調不良に対応したりと、睡眠時間すら満足に取れないことも珍しくありません。

もし、これらの労働に時給が発生すると仮定するならば、パートナーは睡眠時間以外、ほとんどの時間で時給が発生してもおかしくないほど、日々、家事と育児に追われているのです。

おそらく、たった1ヶ月間でも、パートナーが普段こなしている家事・育児を一人で経験すれば、その想像を絶する大変さに「もう逃げ出したい」と感じるかもしれません。
それほどまでに、家事・育児は肉体的にも精神的にも大きな負担を伴う、見えない重労働なのです。特に、夫婦共働きで共に収入を得ている家庭の場合、パートナーは仕事と家事・育児の「ダブルワーク」をこなしている状態であり、その負担はさらに大きくなります。

この見過ごされがちな家事・育児の労働価値を認識し、その大変さに寄り添うことが、パートナーへの理解と感謝の第一歩となるでしょう。

どうしたらワンオペは減らせる?具体的な協力の第一歩

ワンオペ育児を減らすための最も効果的な方法は、パートナーの家事や育児に、皆さんが積極的に協力することです。
「手伝う」という意識ではなく、「共に担う」という意識を持つことが重要です。

「何をすればいいか分からない」「どう協力すればいいか分からない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、実は日常生活の中に、協力できることはたくさん隠されています。

例えば、以下のようなことから始めてみてはいかがでしょうか。

  • 洗濯を担当する。 洗濯物を洗濯機に入れる、干す、取り込む、たたむ、しまう。これらの一連の作業を週に何回か、あるいは毎日、担当してみてください。
  • 皿洗いを担当する。 食後の食器洗いだけでも、パートナーの負担は大きく減ります。食洗器があればセットするだけでもOKです。
  • 子どもたちと積極的に関わり、パートナーが家事に専念できる時間を作る。 子どもが小さい場合は、遊び相手になったり、絵本を読んだり、お風呂に入れたりすることで、その間にパートナーは別の家事(例:夕食の準備、洗濯物をたたむなど)を進めることができます。
  • 掃除機をかける。 週末にまとめて行うのも良いですし、毎日一部屋ずつでも良いでしょう。
  • 休みの日は子どもたちと遊びに出かける。 パートナーに「一人の時間」や「休息の時間」をプレゼントするつもりで、子どもたちと公園に行ったり、図書館に行ったり、習い事に連れて行ったりするのも素晴らしい協力です。
  • ゴミ出しを担当する。 毎日、あるいは指定された曜日にゴミを出すだけでも、パートナーは一つ家事から解放されます。
  • 買い物リストを確認し、足りないものを買って帰る。 仕事帰りにスーパーに立ち寄るなど、ちょっとした協力も積み重なると大きな助けになります。
  • 子どもの就寝準備をサポートする。 お風呂、歯磨き、絵本の読み聞かせなど、寝かしつけまでの一連の流れを手伝うことで、パートナーの夜の負担を軽減できます。

大切なのは、一度協力したらそれで終わりではなく、できることを継続して協力し続けることです。最初は慣れないかもしれませんが、回数を重ねるうちに効率も良くなり、自然と家事・育児に慣れていくでしょう。

家事や育児を「してあげた」と思ってはいけません。
これは、あくまで家庭を共同で運営する「自分事」だからです。
同様に、パートナー側も「これくらい当たり前」とは思わないようにしましょう。
お互いが協力し、支え合っているという意識を持つことが重要です。

そして、最も大切なことは、お互いへの「感謝の気持ち」です。
協力してくれたことには「ありがとう」、毎日頑張っていることには「お疲れ様」と、言葉に出して伝え合いましょう。
言葉の力は、想像以上に夫婦の関係を良好にする潤滑油となります。


 

メリット・デメリット
ワンオペ解消がもたらす家族の変化

 

ワンオペ育児(家事)を見直し、夫婦で協力し合うことで、家庭には劇的な、そしてポジティブな変化がもたらされます。

 

ワンオペ解消がもたらす無限のメリット

 

夫婦で家事・育児を分担することは、数えきれないほどのメリットを家族全員にもたらします。

  • 夫婦関係が円満になる。
    互いの負担を理解し、支え合うことで、信頼関係が深まり、夫婦間の不満やストレスが減少します。結果として、家庭内の雰囲気が明るく穏やかになります。
  • パートナーから心からの感謝が返ってくる。
    協力することで、「助かった」「ありがとう」という言葉や態度が増え、パートナーの笑顔が増えるでしょう。
    これは、協力する側にとっても大きな喜びとなります。
  • 家事や育児の大変さを体感し、パートナーへの感謝の気持ちがより一層深まる。
    実際に体験することで、これまで見えなかった日常の苦労や工夫に気づき、心から「いつもありがとう」と思えるようになります。
  • お互いを労り合えるようになる。
    困難を共に乗り越えることで、精神的な支え合いが生まれ、より強い絆で結ばれます。
  • 子どもと過ごす時間が増え、親子の絆が深まる。
    一緒に遊んだり、ご飯を食べたり、寝かしつけをしたりする中で、子どもとのコミュニケーションが増え、かけがえのない瞬間を共有できます。
  • 子どもが両親から等しく愛されていることを実感し、自己肯定感が高まりやすい。
    どちらか一方に負担が偏るのではなく、両親が積極的に関わることで、子どもは安心感と愛情を十分に感じ、健全な心の成長を促します。
  • 今まで知らなかった子どもの新たな一面に気づける。
    パートナーに任せきりだったことで見過ごしていた、子どもの成長や個性、可愛い仕草などを間近で感じられるようになります。
  • 子どもの成長を夫婦で共有できる。
    「今日、こんなことがあったよ」「こんなことができるようになったね」と、夫婦で子どもの成長を喜び合い、感動を分かち合えます。
  • 自分自身も家事ができるようになる。
    新たなスキルを習得することは、自己肯定感にも繋がりますし、将来的に一人で生活する際にも役立つでしょう。
  • パートナーの精神的・肉体的負担が軽減される。
    これが最も直接的なメリットかもしれません。
    余裕が生まれることで、パートナーは趣味の時間を持ったり、友人と会ったり、休息を取ったりと、心身のリフレッシュができるようになります。
  • 家庭内の雰囲気が良くなる。
    ストレスが減り、笑顔が増えることで、子どもも安心して過ごせる環境が整います。
  • 子どもが社会性を学ぶ機会が増える。
    両親が協力し合う姿を見ることで、助け合いや役割分担の大切さを自然と学びます。

このように、夫婦で協力し、ワンオペを解消することは、家庭内の調和を保ち、家族全員が幸せに暮らすための土台を築くことに他なりません。

 

ワンオペ継続が招く深刻なデメリット

 

一方で、ワンオペ育児が継続することで、家族全体に深刻なデメリットをもたらす可能性があります。

  • 自分の時間や自由が極端に減る。
    協力しない側は「自分の時間が増える」と考えるかもしれませんが、それはパートナーの時間を奪っているに過ぎません。
    結果的に、協力する側も罪悪感やストレスを抱えることになります。
  • 肉体的・精神的にきついと感じることが増える。
    実際には、協力しない側も、パートナーの不満や疲弊に気づき、精神的な負担を感じるようになります。
  • 家事の大変さを知らず、パートナーばかりに押し付けてしまう。
    これが続くと、パートナーは「理解されていない」「自分ばかりが頑張っている」と感じ、不満が募ります。
  • 子どもの成長に気づけないことが多い。
    子どもとの関わりが少ないと、子どもの日々の成長や変化を見逃し、かけがえのない瞬間を共有できません。
  • 子どもが特定の親に偏った「ママっ子」や「パパっ子」になり、協力する親への負担をさらにかけてしまう。
    片方の親にばかり懐くことで、もう一方の親は孤立感を深め、育児へのモチベーションが低下する可能性があります。
  • 子どもやパートナーに嫌われる可能性が出てくる。
    協力しない態度が続けば、パートナーからの信頼を失い、子どもからも「パパ(ママ)は遊んでくれない」と距離を置かれてしまうかもしれません。
  • 夫婦関係の悪化、ひいては離婚に繋がる。
    ワンオペ育児(家事)は、パートナー間の不信感や価値観の違いを顕在化させ、深刻な夫婦間の溝を生み出す最大の原因の一つです。これは、実際に多くの離婚理由として挙げられています。

残念ながら、現代社会においても「家事ができない」「料理を作ったことがない」「子どもとの関わり方がわからない」「休日くらいはゆっくり休ませてくれ!」といった理由で、家事・育児に非協力的なパパやママがまだまだ多いのが現状です。これらの言い訳は、パートナーの苦労や努力を軽視していることと同義であり、家族の幸福を損なう原因となってしまいます。


 

ワンオペを減らしたら何が変わる?未来の家族像

 

家事や育児の負担が夫婦間で適切に分担されることで、最も大きく変わるのは、**パートナーの精神的、体力的な「余裕」**が生まれることです。この「余裕」こそが、健全な家庭運営の鍵となります。

パートナーに余裕が生まれることで、以下のような良い変化が起こり始めます。

  • パートナーの笑顔が増える。 疲弊やストレスが軽減されることで、パートナーの表情が明るくなり、家庭全体にポジティブな雰囲気が広がります。
  • 夫婦の会話が増える。 家事や育児の負担が減ることで、お互いの仕事の話や、休日の過ごし方、将来のことなど、より幅広いテーマで会話ができるようになります。子育てや家事について「こうしてみようか」「これで助かったね」といった具体的な会話も増え、共通の目標を持つことができるでしょう。
  • パートナーへの感謝の気持ちが芽生えやすくなる。 実際に協力することで、これまで見過ごしていた家事・育児の複雑さや大変さに気づき、パートナーの努力を心から労うことができるようになります。
  • 子どもの成長を夫婦で共有し、共に喜び合える。 一人で抱え込まず、両親で子どもの成長の瞬間を分かち合うことで、育児の喜びが何倍にも膨らみます。
  • 家族の時間が充実する。 余裕が生まれることで、家族で一緒に過ごす時間が増え、旅行に出かけたり、趣味を楽しんだり、特別な思い出を作ることができます。
  • 子どもがより安心して成長できる環境が整う。 両親が協力し、仲良く過ごす姿を見ることで、子どもは精神的に安定し、豊かな心を育むことができます。

最後に…

メリット、デメリットでもお伝えした通り、夫婦で育児や家事を分かち合うことは、家族全員の幸福に直結します。
ワンオペ育児を解消し、夫婦で子育てを「苦労」ではなく「楽しみ」に変えていきましょう。

まずは、パパやママができることからで構いませんので、家事や育児に積極的に取り組むことを強くお勧めします。
例えば、「毎日お風呂に入れる」「週末の食事は担当する」「寝る前の読み聞かせは毎日する」など、具体的な役割を決めてみるのも良いでしょう。

仕事が多忙でどうしても時間が取れないという方もいるかもしれません。
しかし、そんな時でも、毎回、パートナーにしっかりと言葉で感謝の気持ちを伝えてあげてください
「いつもありがとう」「本当に助かっているよ」「疲れていない?」といった温かい言葉は、パートナーにとって何よりの支えになります。そして、できる範囲で、ほんの少しでも協力する姿勢を見せることが、何よりも大切なのです。

家庭は、夫婦が協力し合い、共に育む「共同体」です。ワンオペ育児を解消し、お互いを尊重し、感謝し合える関係を築くことで、あなたの家庭はきっと、より幸せな場所になるでしょう。

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