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こんにちは、保育士として22年間、子どもたちと保護者の方に関わってきた「るう先生」です。

このたび、絵本『おにぎりざむらい いっしんとなかまたち ~ことばの とげとげ~』を出版しました。

怒ったときに出てしまう強い言葉。その奥には、本当は「さみしかった」「わかってほしかった」という気持ちが隠れていることがあります。この絵本は、そんな怒りの奥にある本当の気持ちに気づき、相手に言葉で伝えていく物語です。

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絵本『おにぎりざむらい いっしんとなかまたち ことばのとげとげ』の表紙

『ことばの とげとげ』はどんな絵本?

主人公は、まっすぐで正義感の強い、おにぎりざむらいのいっしん。

仲間のきゅうた、おちゃまる、こげぱんたちと過ごす中で、思いがうまく伝わらず、心に「とげとげ」が生まれてしまいます。

言葉は、誰かを元気にすることもあれば、思いがけず傷つけてしまうこともあります。いっしんは自分の怒りの奥を見つめ、本当は「さみしかった」という気持ちに気づいていきます。そして、きゅうたに素直な言葉で伝えることで、少しずつ心の距離を取り戻していきます。

「怒らないようにしよう」と我慢させるのではなく、なぜ怒ったのか、本当はどうしてほしかったのかを一緒に考えられる物語です。

この絵本で大切にした3つのこと

1.怒りの奥にある気持ちに気づく

子どもの怒りは、わがままだけで起きるものではありません。「悲しい」「さみしい」「悔しい」「気づいてほしい」など、まだうまく言葉にできない気持ちが隠れていることがあります。

2.気持ちを言葉で伝える

強い言葉を責めるだけでなく、「本当はどう思っていたの?」と立ち止まること。いっしんの姿を通して、自分の気持ちを言葉にするきっかけを届けたいと考えました。

3.相手の話を聴き、仲直りする

仲直りは「ごめんね」と言うだけでは終わりません。自分の思いを伝え、相手の気持ちも聴くこと。このやり取りが、子ども同士の関係を育てます。

読み聞かせのあと、親子で話してみてください

絵本を読み終えたら、正解を教えるのではなく、子どもの言葉をゆっくり待ってみてください。

  • いっしんは、どんな気持ちだったと思う?
  • 「ことばの とげとげ」は、どんなときに出てくるかな?
  • どんな言葉なら、相手に気持ちが伝わりそう?
  • 怒ったとき、本当はどうしてほしかった?

まとまった答えでなくても大丈夫です。「わからない」「いやだった」などのひと言も、大切な気持ちの入り口です。

こんな親子に読んでほしい絵本です

  • 怒ると強い言葉が出てしまうことがある
  • 友だちやきょうだいとの言い合いが増えてきた
  • 自分の気持ちを言葉にするのが難しい
  • 謝るだけでなく、気持ちを伝える経験もしてほしい
  • 親子で感情について話すきっかけがほしい

幼児期から小学校低学年ごろまで、親子で一緒に絵を見ながら、気持ちを言葉にする時間にしていただけたらうれしいです。

保育士の経験を絵本に込めました

保育の現場では、子どもが強い言葉を使った場面だけを見て叱るのではなく、その前に何があったのかを丁寧にたどることを大切にしてきました。

「貸してほしかった」「仲間に入りたかった」「先に気づいてほしかった」。本当の気持ちがわかると、子どもの表情がふっとやわらぐことがあります。

この絵本が、子どもの心を決めつけずに聴くためのきっかけになり、親子や保育の場でやさしい会話が増える一冊になれば幸いです。

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絵本『おにぎりざむらい いっしんとなかまたち ~ことばの とげとげ~』は、現在Amazonのみで販売しています。

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紙の絵本だからこそ、ページをめくる手を止めて「いっしんはどう思ったのかな?」と親子で話せます。ご家庭での読み聞かせはもちろん、保育園・幼稚園・学校などでも手に取っていただけたらうれしいです。


さく・え:齋藤 正和(るう先生)

前作の出版については、こちらの記事でも紹介しています。

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