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少食でも大丈夫!元保育士が教える「
子どもの食事」のヒント
こんにちは、元保育士で子育てアドバイザーの『るー先生で』す。
「うちの子、全然食べてくれなくて……」というお悩みは、保護者面談でも本当によく聞かれるテーマです。
園や学校では給食を完食しているのに、家ではなぜか食べてくれないのはなぜ?と不安になりますよね。
園や学校では、周りの友達と一緒に食べるという環境や、みんなで食べる楽しさから、苦手なものでも頑張って食べているお子さんが多いものです。
皆さんも、苦手なメニューの日は給食の時間が少し憂鬱だった、という記憶はありませんか?
小食のお子さんは、特定の食べ物だけを好む偏食傾向があったり、体質的に一度にたくさん食べられなかったりすることもあります。
ご家庭で無理に食べさせようとすると、食事の時間が苦痛になり、逆効果になってしまうことも。
まずは、お子さんの体重が成長曲線の平均的な範囲内に収まっていれば、過度な心配は不要です。少食でも、健やかに成長できる食事のヒントをお伝えします。


少食なお子さんの食事管理、大切な3つのポイント
たくさん食べるよりも、「質の良い食事」を意識することが大切です。
1. 6つの栄養素をバランス良く
お子さんの健やかな成長には、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6つの栄養素が不可欠です。これらをバランス良く摂るための工夫として、食事の際に以下の3つの要素を意識してみましょう。
- 主食(ごはん、パン、麺類など): エネルギー源となる炭水化物を多く含むもの。
- 主菜(肉、魚、卵、豆、チーズなど): 体をつくるタンパク質を豊富に含むもの。
- 副菜(野菜、きのこ、海藻など): 体の調子を整えるビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。特に食物繊維は、便秘の予防にも効果的です。
この3つのバランスを心がけるだけで、栄養はぐっと偏りにくくなります。

2. 食材の「質」にも気を配る
お子さんが好む加工食品やジャンクフードは、脂質・糖分・塩分が過剰になりがちです。
これらばかりでは、必要な栄養が不足しやすくなります。
健康を考える観点から、市販のジュースや炭酸飲料ではなく、水やお茶を選ぶようにしましょう。
とはいえ、毎日完璧な手作りの料理を用意するのは大変ですよね。
そんな時は無理せず、食材宅配サービスやレトルト食品などを上手に活用するのも賢い方法です。
3. 楽しく、無理強いはしない
食事の時間が「つらい時間」になってしまうと、食欲がさらに落ちてしまいます。
食事に対する抵抗感や拒否感がある場合は、まずはお子さんの「食べたい」という気持ちを尊重しましょう。
嫌いなものを無理に食べさせると、精神的なストレスにつながります。
4,家族でみんな食事しましょう
一人で食事をする「孤食(こしょく)」は、食欲が湧きにくい原因の一つ。
家族みんなで食卓を囲み、「美味しいね」「今日のこのお野菜、シャキシャキだね」と会話しながら食事をすることで、食べる楽しさを感じさせてあげましょう。
家族で食事をすりことで、食事が時間が嬉しいと思えるようになります。
また、食事の中の会話で日常のお子さんの姿も見えてくことも多いので食事は『家族で食べる』習慣をつけることおすすめします。
年齢別・お子さんの「好きな食べ物」の傾向
お子さんの好きな食べ物の傾向を知っておくと、食事の準備や工夫に役立ちます。
好みが変わることもあるので、定期的に新しい食べ物に挑戦させてみることも大切です。
幼児の好きな食べ物
- 甘いもの: 果物やフルーツジュース、アイスクリーム、ゼリーなど。
- パンや麺類: トーストやサンドイッチ、うどん、そうめん、パスタなど、食べやすいものが人気です。
- チーズやヨーグルト: サンドイッチやピザにも使われるチーズは、身近な食べ物の一つです。
- 野菜やフルーツ: 野菜が苦手なお子さんは多いですが、フルーツは好む傾向にあります。野菜はジュースにしたり、目に見えないように調理したりと工夫してみましょう。
小学生の好きな食べ物
- ピザやハンバーガー: チーズやベーコンがトッピングされたものや、ジューシーなパティが挟まれたものが人気です。
- パンや麺類: カップラーメンなど、手軽に食べられるものが好まれるようになります。栄養が偏らないように注意が必要です。
- フルーツや野菜: ブドウやイチゴなどの甘いフルーツや、きゅうり、人参、トマトなど、食べやすい野菜を好む子が増えてきます。
- 焼きそばやオムライス: 自分で食べやすく、見た目も楽しめる子ども向けメニューが人気です。
中高生の好きな食べ物
- ラーメンやカレー: 濃厚で味のある料理を好む傾向にあり、辛さやスパイスにもこだわり始めます。
- ピザやハンバーガー: ジャンクフードを好む子が増え、栄養が偏りがちになるため、注意が必要です。
- 韓国料理や中華料理: 辛味や香辛料が効いたアジアンフードも人気です。
子育てアドバイザーへのQ&Aコーナー
Q1: 好き嫌いが多くて困っています。どうすればいいですか?
また、家庭菜園でお子さんと一緒に野菜を育てたり、スーパーで「どれにする?」と一緒に食材を選んだりすることで、食べ物への関心が高まります。そして、「この前、ピーマンを一口食べられたね!すごいね!」と、できたことを具体的にたくさん褒めてあげることが、お子さんの自信につながります。
Q2: 料理が苦手です。どうしたらいいでしょうか?
「子どものために、毎日手作りしなきゃ」と気負う必要はありません。料理が苦手な方でも、栄養バランスを整える方法はたくさんあります。
- ミールキットや食材宅配サービスを活用する:野菜や肉があらかじめカットされており、付属のレシピ通りに作るだけで一品完成します。調理の手間が省けて、レパートリーも増やせます。
- レトルト食品や冷凍食品を上手に使う:最近のレトルト食品や冷凍食品は、栄養面や味付けも配慮されているものが増えています。主菜を冷凍食品に頼る分、ご飯に混ぜるふりかけや味噌汁に具材を足すなど、少しだけ手を加えるだけでも十分です。
- 「切るだけ」「焼くだけ」のシンプルな調理法:新鮮な野菜をサラダにしたり、肉や魚を焼くだけのシンプルな調理でも、立派な一品になります。
お子さんの健康的な食生活は大切ですが、保護者の方が笑顔でいることが一番大切です。無理のない範囲で、上手に手抜きをしながら食事の時間を楽しみましょう。
Q3: 成長期に入って、食べる量がバラバラです。
食事の量が少ない日は、食事が進みやすいよう、具沢山の味噌汁やスープ、おにぎりなど、手軽に栄養補給ができるメニューを食卓に並べてみましょう。また、食べたい時にすぐ食べられるように、野菜やタンパク質を摂れるような常備菜を用意しておくのも良いでしょう。お子さんのペースを尊重しながら、バランスの良い食生活をサポートすることが大切です。
忙しいパパ・ママの強い味方!
おすすめ食材宅配サービス
料理が苦手」「時間がない」という方でも、手軽に栄養バランスの取れた食事を用意できるのが食材宅配サービスです。
ここでは、特にお子さんのいるご家庭におすすめのサービスをご紹介します。
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まとめ
『子どもの成長は「量」より「質」と「楽しさ」』
お子さんの少食について、一番大切なのは「食べ物の量ではなく、栄養バランス」を意識することです。もし、体重が成長曲線の範囲を大きく外れているなど、心配な場合はかかりつけ医に相談しましょう。
まずは、お子さんと一緒に食事の時間を楽しみながら、健やかな成長をサポートしていきましょう。